高丸山は勝浦川の上流、那賀町(旧木沢村)と上勝町の境にある標高1,438mの山です。中腹(1,000m以上)は、ブナなどの自然林に被われています。
ブナは冷温帯を代表する落葉広葉樹で、寿命は300年から400年といわれ、大きいものでは高さ30m、直径1.7mにもなります。
高丸山のブナ林は、太平洋岸に発達する典型的なブナ-スズタケ群落に属し、勝浦郡はもとより県下においてきわめて貴重な群落です。
ブナ、トチノキ、カツラ、ミズメ、ミズキ、ヒメシャラ、ハリギリ、コハウチワカエデ、ツガ、モミ、ケヤキ、ツリバナ、アケボノツツジ、アセビ、シロモジ、イヌシデ、ヤハズアジサイ、シロドウダン、ミヤマクロモジなど。
アサマリンドウ、シコクブシ、ハガクレツリフネ、バイケイソウ、オタカラコウ、トサノミカエリソウ、ギンリョウソウ、ツチアケビなど。
高丸山山頂までの参考タイム
(登山口)→20分→(水場)→30分→(三つ尾の峠)→30分→(高丸山山頂)→30分→(旗立て)→20分→(高丸山荘)→15分→(水場)→15分→(登山口)
高丸山の登山道は自然林保全区、悠久の森育成区に整備されています。
→高丸山の自然林保全区(千年の森)などの詳細はコチラ
高丸山では毎年5月5日に山開きの祭事が行なわれます。
祭事では、地元の若いしによる御神輿が豪快に森の中を練り歩きます。
ここでは山を大切に思う気持ちと、
地域を大切に思う気持ちがしっかりと引き継がれています。
かみかつ里山倶楽部では、山開きに合わせてイベントを開催しています。
→今年のイベントはコチラ
高丸山には、貴重で多種多様な植物が生きています。大切に守り次世代に伝えましょう。
高丸山の最新の自然情報はブログでお知らせしています。ぜひご覧ください。